ソフトバンク光の光BBユニットは、有料オプションです。なので、光BBユニットが無駄なオプションならつけたくないですよね。
でも無駄と決めつける前に、光BBユニットのことをちゃんと理解しましょう。
僕も無駄な出費をなくすために、光BBユニットについていろいろ調べました。その結果、光BBユニットが必要なオプションだということがわかりました。
- 光BBユニットって何?どんなオプションなの?
- 光BBユニット使わずに市販ルーターじゃダメ?
- 光BBユニットはなんで必要なオプションなの?
光回線は1度契約すると、数年使い続けるものです。そのため、最初に理解して契約しないと損をする可能性があります。
光BBユニットがよくわからない人は、この記事を最後まで読んでください。光BBユニットの重要性が理解でき、光回線を選ぶ参考になると思います。
光BBユニットってどんなオプション?
光BBユニットとはソフトバンク光専用のブロードバンドルーターのことで、Wi-Fi通信(無線通信)やひかり電話に必要な機器です。
レンタル機器なので月額料金がかかり、解約したときに返品する必要があります。光BBユニットの特徴は以下の通りです。
- 光BBユニットの機能とメリット
- 光BBユニットの月額料金
光BBユニットの機能とメリット
光BBユニットはひかり電話に必要な機器
光BBユニットはひかり電話(光電話(N)、ホワイト電話、BBフォン)の利用に必要な機器です。上記のように、NTTのホームゲートウェイ(ONU)と接続して使います。
光BBユニットは有線LAN接続に利用
図を見てわかる通り、光BBユニットにはLANポートが4つあります(水色部分)。ここにLANケーブルを接続することで、PCなどの端末がネットにつながります。
光BBユニットはIPv6高速ハイブリッドが利用できる
光BBユニットをレンタルすると、既存のIPv4より高速に通信できるIPv6高速ハイブリッドを利用できます。環境によりますが、IPv6接続で10倍の速度が出る場合もあります。
ソフトバンク光v4→v6ハイブリッドに変更。爆速すぎワロタ。 pic.twitter.com/hJZUmhjOKN
— sat04 (@sat04323) March 18, 2019
このIPv6の概念を理解しないと、「ソフトバンク光遅い!」と感じる原因になります。
ソフトバンク光はIPv6接続をオプションにしているので、いまだにIPv4接続やIPv4対応ルーターを使って十分な回線速度が出ない人も多いんです。
ソフトバンク光 伝説
先々週:回線が遅いので電話
→IPv6接続を利用するにはBBユニット契約が必要→契約(課金開始)
先週:まだ遅いので電話
→今使ってるユニットではv6接続できないので交換が必要→交換
今日:まだv4のままなので電話
→こちらで設定変えるの忘れてました←イマココ— およし🍉(A.C) (@waiei) April 21, 2018
この記事を見た人には、光回線を使うならIPv4じゃなくIPv6使わないと損だということを理解してほしいですね。
光BBユニットはWi-Fiルーターになる
光BBユニットは有線LAN接続だけじゃなく、Wi-Fiルーター機能がついています。
ただしWi-Fiルーター機能を使うには、別オプションのWi-Fiマルチパックに加入しなければいけません。Wi-Fiマルチパックの詳細は以下を参考にしてください。
光BBユニットの月額料金
光BBユニットは月額467円(税抜)です。2年間利用すると11208円ですね。Wi-Fiルーター機器と考えると高めですが、IPv6接続料、ひかり電話用TAが含まれるなら妥当かなと。
光BBユニットレンタル料 | 合計 | |
---|---|---|
光BBユニット | 467円 | 467円/月 |
ソフトバク光を使うための機器の組み合わせ
光回線を使うには、いくつかの機器の機能を知っておいた方がいいと思います。
- ONU機能とは
光回線の光信号とデジタル信号を相互変換する機能で、光回線を使うなら必須です。主にONU端末を指します。 - ルーター機能とは
PCなど複数端末をネットに接続する機能で、ルートを適切に選択する機能を持っています。主にルーター端末を指します。 - Wi-Fi機能とは
電波を無線で送受信する中継機能のことで、ルーターとセットのことが多いです。主にWi-Fiルーター端末を指します。
光回線を使うなら、ONU+ルーターかONU+Wi-Fiルーターという機器の組み合わせが一般的ですね。ただしONU+ルーターだと、Wi-Fi機能が使えません。
特殊なパターンとしては、ONU+ルーター+Wi-Fiルーターもあります。またNURO光のように、ONUにWi-Fiルーター機能がついているパターンもあります。
ソフトバンク光というか光コラボ回線は、NTTのホームゲートウェイがONUの役割を担います。そのため、ONUとルーターとWi-Fiの機能を実現する組み合わせは以下の通りです。
- ホームゲートウェイ+光BBユニット+Wi-Fiマルチパック
- ホームゲートウェイ+市販Wi-Fiルーター
- ホームゲートウェイのみ
- ホームゲートウェイ+光BBユニット+市販Wi-Fiルーター
ホームゲートウェイ+光BBユニット+Wi-Fiマルチパック
ソフトバンクの光BBユニットには「ひかり電話の接続」「有線LAN接続の接続」「IPv6の利用」「Wi-Fiルーター」の役割があります。
ただし光BBユニットだけだとWi-Fi通信ができません。そこで光BBユニットのWi-Fi機能が利用できるWi-Fiマルチパックに契約する必要があります。
ただし「光BBユニット467円+Wi-Fiマルチパック990円」なので、月額料金が1457円も上がってしまいます。
ホームゲートウェイ+市販Wi-Fiルーター
という人は、市販のWi-Fiルーターを用意する方法もあります。ホームゲートウェイ+市販のWi-Fiルーターの組み合わせなら、月額がかからずWi-Fi接続を実現できます。
市販のWi-Fiルーターを買う理由は、2つあります。1つはオプション費用を下げるため、もう1つはWi-Fiルーターを自分のものにするためです。
光BBユニットは返却する必要がありますが、市販のWi-Fiルーターなら光回線を乗り換えても使えますし、いらなくなったときにメルカリなどで売れますよね。
そのためWi-Fiルーターは、以下を備えたスペックが高いものを選びましょう。
- 11ACに対応している
- IPv6に対応している
- 最大通信速度が1Gbps以上
ソフトバンク光に限らず、おすすめのWi-Fiルーターはこのあたりですね。どちらも5Ghz帯の通信速度は1.7Gbps以上あるので、次世代の光通信にも対応できます。
TP-Linkは7000-8000円ほど、I-O DATAは1.3万円ほどです。3000-4000円でも11AC、IPv6対応のWi-Fiルーターはありますが、最大通信速度が遅いのでおすすめしません。
ただし光BBユニットを使わないので、高速通信のIPv6接続はできません。
ホームゲートウェイのみ
ソフトバンク光を使うだけなら、NTTのホームゲートウェイのみでもOKです。この場合、ホームゲートウェイはONUの機能に加えて、ルーターの機能が必要になります。
ルーターの機能は、固定電話サービスを使っている人は無料で利用できます。さらにWi-Fi機能も100円/月(無線LANカード)で利用できます。
ただし固定電話サービスを使ってない人は、ルーターの機能で450円/月、さらにWi-Fi機能で300円/月かかります。
こちらも光BBユニットを使わないので、高速通信のIPv6接続はできません。
「光BBユニットを使うより市販ルーターの方がスペックもいいし、コスト削減できる!」というブログ記事も見かけますが、僕はそう思いません。その理由は明確です。
市販ルーターより光BBユニットの方が良い理由
僕が市販ルーターより光BBユニットをすすめる理由は以下の通りです。
- 光BBユニット2.4はスペックが高い
- 市販ルーターはひかり電話が使えない
- 市販ルーターはIPv6接続できない
光BBユニット2.4はスペックが高い
光BBユニットにはバージョンがあります。現在は、光BBユニット2.3か光BBユニット2.4ですね。以前に契約した人は、光BBユニット2.1、光BBユニット2.1ということもあります。
光BBユニット2.4 (E-WMTA2.4) |
光BBユニット2.3 (E-WMTA2.3) |
光BBユニット2.2 (E-WMTA2.2) |
|
---|---|---|---|
対応規格 | IEEE 802.11 b/g/n/a/ac/ax |
IEEE 802.11 b/g/n/a/ac |
IEEE 802.11 b/g/n |
周波数帯 | 5GHz/2.4GHz | 5GHz/2.4GHz | 2.4GHz |
有線通信速度 | 最大2.4Gbps | 最大1.3Gbps | 最大1Gbps |
無線通信速度 | 最大1Gbps | 最大1Gbps | 最大300Mbps |
ビームフォーミング | 対応 | 未対応 | 未対応 |
MU-MIMO | 対応 | 未対応 | 未対応 |
暗号化方式 | WPA3 WPA2-PSK WPA-PSK(AES/TKIP) WEP |
WPA2-PSK(AES/TKIP) WPA-PSK(TKIP) WEP |
WPA(AES/PSK) WPA(PSK/TKIP) WEP |
WANポート | 1000BASE-T対応×1 | 1000BASE-T対応×1 | 1000BASE-T対応×1 |
LANポート | 1000BASE-T対応×4 | 1000BASE-T対応×4 | 1000BASE-T対応×4 |
電話機ポート | 1ポート | 1ポート | 1ポート |
USBポート | USB2.0 Type-A×2 | USB2.0 Type-A×2 | USB2.0 Type-A×1 |
外形寸法 | 高さ252mm 横幅183mm 奥行45mm |
高さ195mm 横幅140mm 奥行36mm |
高さ195mm 横幅140mm 奥行36mm |
重量 | 約720g | 約670g | 約670g |
今契約するとほぼ光BBユニット2.4をレンタルできます。表のスペックを見てわかる通り、光BBユニット2.4の通信速度は有線で最大2.4Gbps、無線で1Gbpsまで対応しています。
光BBユニット2.3でも有線で最大1.3Gbpsなので、どちらにしても市販Wi-Fiルーターと同格以上のスペックです。
市販ルーターはひかり電話が使えない
市販ルーターに契約するとひかり電話が使えません。ひかり電話が使えないということは、おうち割光セットの対象にならないということです。
ソフトバンク光を契約するなら、おうち割光セットが使えないと割高になります。
おうち割光セットを利用すると、ソフトバンクスマホ1台につきスマホ料金が毎月最大1000円安くなります。詳細は以下を参考にしてください。
- ソフトバンクorワイモバイルの回線を利用
- 光BBユニット(467円/月)を利用
- Wi-Fiマルチパック(990円/月)を利用
- ホワイト光電話:467円/月、光電話(N):500円/月、BBフォン:0円/月のいずれかを利用
市販ルーターはIPv6接続できない
ソフトバンク光でIPv6接続するには光BBユニットが必要です。Wi-FiルーターがIPv6対応でも、通信がIPv6じゃないと高速通信はできません。
IPv6接続は、光ファイバーが混み合っていると通信速度が遅くなるので別の回線を設けているというイメージです。
たとえるなら……東京-名古屋間は休みになると道が混雑していましたが、新東名高速道路ができたことで快適に走行できます……みたいな感じです。
つまり光BBユニットはスペックが高いだけじゃなく、おうち割光セットを使いたい人、IPv6高速通信をしたい人にとっては外しちゃいけないオプションなんです。
ソフトバンク光はおうち割光セットと一体
もう一度、おうち割光セットに必要な条件のおさらいです。
- ソフトバンクorワイモバイルの回線を利用
- 光BBユニット(467円/月)を利用
- Wi-Fiマルチパック(990円/月)を利用
- ホワイト光電話:467円/月、光電話(N):500円/月、BBフォン:0円/月のいずれかを利用
ソフトバンクかワイモバイルのスマホ(回線)を利用しているなら、固定電話がなくても必ずおうち割光セットに加入してください。そうすることで、
光BBユニット+Wi-Fiマルチパック+電話サービス=500円/月
になります。つまり月500円でIPv6接続ができて、Wi-Fi通信ができて、おうち割光セットの割引サービスが適用されるということです。
おうち割光セットが使えない人はどうする?
たしかにベストはおうち割光セットが使えることです。コスパも高いですし、割引も大きくなります。
ただしソフトバンクやワイモバイルのスマホがなくても、以下のパターンでソフトバンク光を利用できれば問題はありません。
- おうち割光セットが適用可能な場合
光BBユニット+Wi-Fiマルチパック+ひかり電話 - おうち割光セットが適用不可能な場合
光BBユニット+独自Wi-Fiルーター
おうち割光セットの条件が揃っていれば、月額料金は3800円+500円(マンション)、または5200円+500円(戸建て)になります。
おうち割光セットが使えない場合は、光BBユニット+市販Wi-Fiルーターの組み合わせで月額料金が3800円+467円(マンション)、または5200円+467円(戸建て)になります。
ソフトバンク光に契約する人は、どちらかのパターンが最適だと理解しましょう。
光BBユニットの必要性まとめ
「光BBユニットはいらない!市販のWi-Fiルーターで代用できる!」と考える人もいますが、光BBユニットを利用しない・利用できないと損だということですね。
そのためソフトバンク光は、光BBユニットを前提にしておうち割光セットを申し込む、申し込めない場合は光BBユニット+市販Wi-Fiルーターの組み合わせで契約してください。
- エヌズカンパニーを確認する
※オプションなしで3.6万円キャッシュバック!他社違約金最大10万円補償! - NEXTを確認する
※オプションなしで3.6万円キャッシュバック!他社違約金最大10万円補償! - アウンカンパニーを確認する
※オプションなしで3.6万円キャッシュバック!他社違約金最大10万円補償!
必要な継続期間はエヌズカンパニーが6ヶ月以上、NEXTとアウンカンパニーは8ヶ月以上。その他の条件は3社とも同じ。キャッシュバックは開通2ヶ月後に振込。
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