ソフトバンクユーザーの方で、「毎月の携帯代が高い……」と悩まれている人は意外と多いのではないかと思います。
きっと「ワイモバイルに変えたら安くできるのかな?」と考えたことがある方もいらっしゃるでしょう。
- ソフトバンクの携帯料金が高い原因
- ソフトバンクとワイモバイルの具体的な違い
- ソフトバンク→ワイモバイルに乗り換える際の注意点
- ケースごとの最もお得な乗り換え方法
などソフトバンクユーザーがワイモバイルに乗り換えて料金を安く抑えるコツについて詳しく紹介します!
元ソフトバンク営業マンの経験を生かし、他では教えてくれない詳しい内容まで紹介しますので、最後までご覧ください。
ソフトバンクの携帯料金が高い理由
ソフトバンクの携帯料金が高いと感じる理由は、大きく分けて4つが考えられます。
おうち割がない
ソフトバンクでは、ソフトバンク光もしくはソフトバンクエアーのどちらか利用していると、毎月の携帯料金から「おうち割光セット」というセット値引きが受けられます。
値引き額は税込で毎月1100円、適用期間は上記のインターネット回線をセットで利用している限りずっと適用です。
もし自宅のインターネット回線がソフトバンク以外のものを利用している場合は、セットに揃えてあげるだけでこの値引きが適用できます。
しかし、集合住宅などの場合は「ネット管理費込み物件」と言って、建物全体でケーブルテレビなどのネット回線に加入していて、無料もしくは管理費・共益費の中に格安でそれらの通信料金が含まれているケースもあり、その場合は無理に自身でネット回線を引くとかえって高く付いてしまうため本末転倒です。
あくまで自宅のネット環境は自身で別途契約しているという場合のみ、セットで考えると良い、というイメージです。
家族割がない
上に同じく、家族みんなのスマホのキャリアがバラバラの場合は結果的に割高になってしまいます。
ソフトバンクの料金プランは、上に紹介したおうち割と家族割の組み合わせによって大幅に安くなるように設定されていて、最大割引の場合だと「おうち割△1100円+家族割△2200円=総額3300円」も毎月安くできます。
家族割の適用基準は、家族グループ内に「データプラン50GB+、データプランミニ、データ1GBプラン、ケータイ100MBプラン」のプランを利用している人数によって割引という仕様です。
家族割の割引額をざっくりまとめてみました↓
1人 | 割引なし |
2人 | △550円 |
3人 | △1650円 |
4人 | △2200円 |
家族割の定義は広く、一緒に住んでいなくても血縁関係なら適用可能のほか、同住所であることが確認できれば同棲しているカップルやルームシェアの友達同士でも家族割を組むことが可能です。
今一度家族やパートナーに該当する人がいないか探してみてもいいかもしれません!
関連記事のIDを正しく入力してください余計なオプションを付けっぱなし
現在使っているスマホが家電量販店のブースで購入した場合だと、契約時の値引きを条件に有料オプションに加入し、それらが付けっ放しの場合があります。
ブック放題 | 550円 |
---|---|
アニメ放題 | 440円 |
とく放題 | 590円 |
App Pass | 407円 |
Netflix | プランによりけり |
具体的にはこれらのことです。僕が見てきた中では、一切見てないNetflixの月額料金を知らないままずっと払っていた人もいました。
また上記オプションには当てはまらなくても、端末故障時の保険をずっと加入しているなどは非常にもったいないです。
意外と知らない人も多いのですが、iPhone Xにかける「あんしん保証パックwith AppleCare Services」は、掛け捨てなのに毎月保険料だけで1000円をゆうに超えます。
機種代金を払い終えているのに、掛け捨ての保険に毎月1000円強は馬鹿らしいですよね……。
データ使用量がプランに合わない
もともとソフトバンクは、月間のデータ容量が1/2/5/20/50GBの中から選択することができました。(もっと古いプランだと30とかもありました)
しかし、現行のプランは50GB固定のプランか、使ったら使った分だけの従量制プランか。
しかも従量制プランのほうは、2GB以下に抑えないと50GBのプランと同じ金額を取られるのです。
機種変更をした際に、「こんなに使わないんだけどな」と思いながらしぶしぶ50GBのプランを選んだ方や、変えるのを躊躇った方もきっと多いのでは?
ソフトバンクとワイモバイルの違い
ここまで紹介した中に当てはまる項目はあったでしょうか?
独身一人暮らしだと、家族割もおうち割も適用できないので高い料金を払うしかないケースがありますね。僕も独り暮らしを当初は毎月1万円以上を携帯代に払っていました……。
ここからは、ソフトバンクとワイモバイルの違いについて見ていきましょう!
通信可能エリアは同じだが……?
ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドという位置付けで展開されています。
格安スマホと違って通信設備を大手キャリアから借り受けているわけではなく、独自で設備を保有しているため安定した通信が供給できるのが強みと言えます。
しかし、「ワイモバイルの電波ってソフトバンクと同じでしょ?」と言われると、実は微妙に違うんですね。
細かく言うと、たしかにソフトバンクと同じ通信設備を利用してはいるものの、ワイモバイルの通信するメイン基地局は、ソフトバンクの前身である日本テレコム・J-phoneの時代に利用していた基地局をリニューアルし利用しています。
そのため、都市部などのエリアはソフトバンクと同等の通信速度が期待できるのですが、少し地方や海岸、山間部に行くとソフトバンクの通信基地局の電波を借りる形になるため、親であるソフトバンクと比べて速度が落ちることがある、という側面があります。
対応できる店舗数は気にならない程度
ソフトバンクショップと比べてワイモバイルショップはたしかにまだまだ少ないですが、最近ではソフトバンクが両者の共存にかなり力を入れているため、デュアルショップと言ってソフトバンク/ワイモバイルどちらの手続きができる店舗がかなり増えています。
万が一のトラブルの際のサポートという面で店舗数を考えても、最寄りのソフトバンクショップへ駆け込むことも可能と考えると安心ですよね。
(※画像はイメージです)
ソフトバンクのコールセンターは無料、ワイモバイルは有料
他に大きな違いと言えば、ソフトバンクのコールセンターは無料で利用できるが、ワイモバイルは0570(ナビダイヤル)のため通話料が掛かります。
緊急の問い合わせなどでついつい長くなってしまうと、思いの外余計な通話料が発生することもあるかもしれません。
とはいえ、コールセンターにかける機会もそこまで多くはないかもしれませんが……、
ミドルクラスのユーザーにピッタリなプラン設定
料金面、プランの面での違いとしては、前述の通りソフトバンクが50GBプランか従量制プランかで振り切っているのに対し、ワイモバイルはその中間層のユーザーにピッタリなプラン設定がされています。
2019年12月現在のプラン「ベーシックプラン」では、S/M/Lの3種類から選択することができますが、それぞれ4/12/17GB利用できる設定になっています。
ソフトバンクのプランで「使わないのに50GB」という状態になってしまっている方にちょうどいい料金体系だと言えるでしょう。
おうち割と家族割はどちらか片方のみ
料金面でもうひとつ紹介しておくと、ワイモバイルはもとの料金体系が安く設定されているため、おうち割と家族割はどちらか片方のみの適用になります。
また、ソフトバンクはおうち割が1100円、家族割は人数に応じて増えていきましたが、ワイモバイルではどちらも固定で550円の値引きになります。
ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える際の注意点
同じソフトバンクグループのため、乗り換え手続きは他社へ移るよりも簡単ですが、それでもいくつか注意点があります。
注意点①SIMロック解除が必要
同じ通信網を利用するので端末はそのままで利用できると思われがちですが、ソフトバンク端末を持ち込みで契約する場合、SIMロック解除手続きを予め行っておく必要があります。
うっかりそのまま移行すると、通信ができない!なんてこともありますので気をつけてくださいね。
乗り換え前にマイソフトバンクよりSIMロック解除手続きをすれば手数料無料で解除可能です!
MySoftBankでSIMロック解除する手順
MySoftBankトップページ上部にある検索窓に「SIMロック解除」と入れて検索しましょう。画像のようにsimまで入力した段階で予測候補が出てくると思います。
検索をかけると、SIMロック解除ページへのリンクが出てきます。
手持ちのスマホの設定画面から端末のIMEI(製造番号)を入力し、解除手続きを進めましょう。
Android端末の場合はSIMロック解除手続きが完了したあとに、「解除コード」というパスワードが発行されるので、無くさないようにスクショやメモで残しておきましょう!iPhoneの場合は特に解除コードは発行されないのでそのままでOKです!
ちなみに、web上でのSIMロック解除手続きができるのは9時~21時までの間なので注意してください!
注意点②解約金や転出手数料が必要
ワイモバイルからソフトバンクに乗り換える際は、契約期間が1年を超えていれば解約金、転出手数料、新規契約事務手数料の3点がすべて無料で手続き可能なのですが、ソフトバンクからワイモバイルに乗り換える場合はこれらすべてがしっかり発生します。
こちらも、同じソフトバンクグループだから大丈夫でしょ!と思っていると面喰らうことがあるので注意しましょう。
ちなみに、現在ではソフトバンクの料金プランは2年縛りが廃止されたため、予め新しいプランに変更しておき、翌月にワイモバイルへの乗り換え手続きをすれば解約金を回避することが可能です!
プラン変更もMySoftBankやコールセンターから可能ですので、更新月がまだ先の方は漏れなくプラン変更を行っておきましょう!
MySoftBankで2年縛りを外す方法
同じく、MySoftBankトップページより「料金プラン変更」を選択します。
「基本プラン(音声)」という項目が真っ先に出てくるので、チェックを入れて次へ進みます。
この基本プランというのが2年縛りなしのプランです。
次の確認画面で、変更前のプランと変更後のプランが表示されます。
その際に、画面下に「お選びのプランに変更すると、年間契約が解除されます。(契約解除料は発生しません。)」という注意書きが出ていればOKです。
注意点③メールアドレスが変更になる
当然といえば当然なのですが、意外とうっかりしていてはいけないのが「キャリアメールアドレスが変わる」という点です。
ワイモバイルに移行すると「@ymobile.ne.jp」や「@yahoo.ne.jp」というアドレスになりソフトバンクのアドレスは失効しますので、大事な連絡がある場合は、こちらも予めGmailなどのフリーメールに差し替えておきましょう。
ケースごとの最もお得な乗り換え方法
これでソフトバンクとワイモバイルの違いが十分分かったと思いますが、最後に注意しなくてはならないのが、ケースごとに最もお得な乗り換え方法があるということです。
うっかりしているともったいないので、ここから先の内容は特にしっかり覚えてくださいね!
端末持ち込み、SIMカードのみ契約する場合
まずは、今使っている端末をそのまま利用する、もしくはSIMフリー端末がすでに手元に用意してありSIMカードのみの契約をしたい場合についてです。
この場合、最もお得なのは「ワイモバイルオンラインショップから申し込みをする」という方法です。
基本的にはSIMのみ契約では各種キャンペーンなどは対象外なのですが、唯一ワイモバイルオンラインショップから申し込みの場合は特別キャンペーンが付きます。
乗り換え契約で3000円相当のキャッシュバックがもらえるキャンペーンが開催されていることが多いので、ぜひチェックしてみてください!
また、時期によって内容は異なりますが、オンライン限定の割引価格で機種が購入できるセールも定期的に開催しているみたいですよ!
オンラインショップなら待ち時間もないですし、届いたSIMを差し替えるだけですぐ利用でき、さらには事務手数料もかからないのでおすすめです。
契約と一緒に端末も購入する場合
ワイモバイルに乗り換える際に、心機一転新しい端末を購入する!という場合は、ヤングモバイルがおすすめです。
ヤングモバイルとは、ワイモバイルのスマホを取り扱うショップで、端末を同時購入での乗り換えであれば、それだけで現金キャッシュバック2万円の特典が付きます。

- 新規・乗り換え+端末購入で2万円キャッシュバック!
- 生活応援キャンペーンでさらに3000円増額!
- 開通後、最短2週間でキャッシュバックを振込み!
- 乗り換え完了後はワイモバイルショップでサポート!
>> ワイモバイル(ヤングモバイル公式)を確認する
※新規・他社から乗り換えで2.3万円!ソフトバンクからでも1万円!
現在総務省が定めるガイドラインでは、携帯電話の乗り換えでの特典は現金、景品、値引き問わず上限2万円までと決められています。
とはいえこれはあくまで大手3キャリアの話で、格安スマホやサブキャリアはもともとの通信料が安い分高額なキャッシュバックは付かないため、ヤングモバイルの2万円キャンペーンはかなり珍しいです。
端末を変えたい人は詳細をチェックしてみてください!
まとめ
ソフトバンクとワイモバイルについて、さまざまな角度から解説してみましたが、いかがでしたでしょうか?
乗り換えや新規契約を検討している方の参考になればいいなと思います。最後までお付き合いいただきありがとうございました!