SIMロック解除とは?そのメリット・デメリットと対応機種まとめ!

格安スマホの普及とともに身近に聞くようになった「SIMロック解除」「SIMフリー化」という言葉。

皆さんの周りでも聞いたことはありませんか?

なにやら難しそうに聞こえる専門用語のようですが、実はとってもシンプルで簡単なんです!

今回は「そもそもSIMロック解除ってなんなの?」という方から、「手持ちのスマホをSIMフリー化したいけど対応機種なのかわからない!」「SIMフリー化の手順を知りたい!」という方まで、SIMロック解除にまつわる基礎知識をまるっと解説していきたいと思います!

まず「SIMロック」とは?

そもそも、大手キャリア(docomo・au・softbank)で購入した携帯電話端末には、それぞれのキャリアのSIMカードが挿入されています。

例えば、あなたがdocomoのiPhoneを持っていたとして、auのiPhoneを持っているお友達とお互いのSIMカードを差し替えても、お互い同じ機種だとしてもどちらも通信することはできません。

このように、【docomo端末×auのSIMカード】【au端末×docomoのSIMカード】などといった風に、端末とSIMカードが別々のキャリアのものだと利用できないように制限がかけられています。この制限のことを「SIMロック」と呼びます。

どうしてこのような制限がかけられているのか?それは一言で言うと「顧客の囲い込み」をするためです。自社の顧客が他キャリアへ流れてしまうことを防ぐために、大手3キャリアはこのSIMロックという手法を用いていました。

また、このSIMロックがあるおかげで大手キャリアは「端末購入=通信料とセットでの契約」が約束され、【機種代金実質負担0円】などの強気なキャンペーンを行っても、「通信料で利益を回収する」ことが安定してできているわけです。

ちなみにこのSIMロックは日本特有のもので、海外では珍しいようです。僕が以前勤めていた店舗は外国籍のお客様も多かったのですが、皆SIMロックの概念を不思議がっていました。

では「SIMロック”解除”」とは?

SIMロックについてがわかったところで、続いてはSIMロックを”解除”するという話になります。

長らくこのSIMロックという手法が行われ大手3キャリアの独占市場となっていた日本の携帯電話市場ですが、2010年、適正な競争を推進させるため総務省が「SIMロック解除に関するガイドライン」を発表。

従来の同一キャリアでの縛りを無くし、消費者がもっと自由に・かつ柔軟に選択し携帯電話を利用できるよう整備を図り始めました。

[voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-47.png” name=”” type=”l”]へえ~、SIMフリー化とかってここ最近の話じゃなかったんだ[/voice] [voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-40.png” name=”” type=”l”]現在の状況になるまでに時間はかかったけど、施策は何年も前から進められていたんだね[/voice]

が、しかし。その後ドコモが主にAndroidスマホを中心にSIMロック解除に対応してきましたが、当時はまだ第3世代通信方式のあたりの時代。各社の通信方式がバラバラであったこともあり、端末をSIMフリー化して消費者がキャリア間を自由に行ったり来たり利用するには、十分な環境が整っているとは言えませんでした。

[voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-47.png” name=”” type=”l”]第3世代通信……?[/voice] [voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-40.png” name=”(名前)” type=”r”]「3G」って言うと馴染みがあるんじゃないかな。今は「4GLTE」、これからは「5G」になっていくって言われてるね。[/voice] [voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-47.png” name=”” type=”l”]つまり、SIMフリー化にして好きなキャリアを使っても、それぞれ通信のバージョンが違うから不具合が起きる……みたいな感じだったってこと?[/voice] [voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-40.png” name=”” type=”r”]そうそう!ざっくり言うとそんなイメージだよ![/voice]

その後、2014年あたりからLTE回線が主流になり、端末のスペックの進化も後押ししてSIMロック解除の土台・環境が整ってきました。同年の10月31日には「SIMロック解除に関するガイドライン」の改正案が発表。

これによって翌年2015年度からSIMロック解除が義務付けられることとなりました。

これを契機に、大手キャリアのますますの価格・キャンペーン競争、格安スマホキャリア(MVNO)の参入が激しくなったわけですね。

SIMロック解除するメリットとは?

そんな背景があって義務化されたSIMロック解除ですが、解除するメリットはどんなものがあるのでしょうか?

メリット①:キャリア間を自由に行き来できる

上でも登場しましたが、SIMロック解除により、対応機種であれば手持ちの端末で自由にキャリア間を行き来できるようになりました。

日本の携帯電話市場には「2年縛り」という言葉があるように、途中解約の場合違約金が発生しますが、現状各キャリアとも違約金キャッシュバックキャンペーンを行っているので、よほど頻繁にキャリア間転入・転出を繰り返さない限りは自由に利用できるようになったと言えるでしょう。

メリット②:格安スマホキャリアを選択できる

端末をSIMフリー化することにより、格安スマホキャリア(MVNO)へののりかえも選択肢に入れることができます。

格安スマホのCMなどで「月額1480円~」なんて驚異的な数字をよく目にしますが、あれは「端末代金別&割引適用時の最小プランの料金」です。とはいえ、お手持ちの端末に残債がなく、かつパケットも小さいプランで良いのなら実際あれくらいの金額でスマホを持つことも大いに可能です。

自宅にWi-Fi環境があり出先でほとんどインターネットを使用しないという方や、2台持ちで通話メインにMVNOを契約するなんて方であれば、文字通り格安で持てますね。

[voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-47.png” name=”” type=”l”]携帯代が月額2000円を切るなんて……[/voice]

メリット③:最新機種で格安スマホキャリアが利用できる

②の項目に通ずる部分にはなりますが、MVNOで端末も込みで契約する場合、大手キャリアと違って最新機種はラインナップには並んでいません。

そのため、「MVNOにのりかえるなら最新機種は持てない……」とお思いの方もいらっしゃいますが、そんなことはないのです。

SIMロック解除にはいくつかの条件があり(記事後半で解説します)、それさえ満たせば最新機種でMVNOにのりかえることも可能です。

とはいえ、通常通り機種代金を払いながらの場合せっかくMVNOの安いプランを契約しても、結局端末代と足すとトントンor大手キャリアで割引を適用させたほうが安いなんてこともありますから、事前に自分のケースで支払いのシミュレーションをしておくと良いでしょう。

メリット④:海外に行った際、現地のSIMカードを自由に使える

海外によく行かれる方であればSIMロック解除しておくと役立つと言えます。

冒頭でも「海外にSIMロックの概念はない」とお伝えしましたが、外国では旅行者向けのプリペイドSIMや短期契約SIMの種類がとても豊富、さらには日本と比べてとても安価です。

現地でデータローミングをしても通信はできますが、いかんせんローミングだとソフトバンクの「アメリカ放題」なんかのオプションに加入していない限りは帰国後の料金請求が怖いですよね。

[voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-47.png” name=”” type=”l”]待って待って……ローミングってなんだ……?[/voice] [voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-40.png” name=”” type=”r”]海外からは当然日本のキャリアの通信網には届かないから、現地の提携している通信事業者の通信網を借りて通信することだね![/voice]

1か月くらいの短期のポケットWi-Fiレンタルを利用して海外旅行に行かれる方も多いようですが、SIMロック解除が可能な端末ならば、SIMフリー化しておいて現地でSIMカードを調達するのが賢い手段だと言えます。

余談ですが、旅行者だけでなく日本に永住されている外国籍の方も、少しの期間故郷に帰る時は現地の短期契約SIMに差し替えて滞在期間を過ごす、なんてのが主流になりつつあるそうですよ。

[voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-47.png” name=”” type=”l”]SIMロック解除って賢く使えば便利なんだな……![/voice]

SIMロック解除のデメリットとは?

それでは逆に、SIMロック解除することで生じるデメリットはあるのでしょうか?

デメリット①:他キャリアのSIMカード利用時のサービス保証はない

原則として、SIMロック解除を行った端末に他キャリアのSIMカードを挿入して使用する場合、音声通話やパケット通信など全てのサービスの保証はありません。

「他キャリアのSIMカードに差し替えてから電話が繋がらない!」「インターネットが出来ない!」などのクレームは一切受け付けませんよ、っていうことですね。

自己責任で、といったら言い方は悪いかもしれませんが、事前にのりかえ先のキャリアのSIMカードで動作確認がされている端末なのか、通信方式は同一か、などを調べて使ってね、というわけです。

この点で注意したいのが、SIMカードといっても「通常SIM」「microSIM」「nanoUSIM」の3種類があり、それぞれで対応する通信方式も違うので間違わないように気を付けましょう!

とはいっても、ネット申し込みの格安スマホキャリアでも手持ちの端末を入力すれば自動的に規格の合うSIMカードが用意されますし、特に焦る必要はありませんけどね。

デメリット②:店頭でSIMロック解除をすると手数料がかかる

デメリットというデメリットが正直浮かびませんでしたが、店頭でSIMロック解除をしてもらうと3240円(税込み)の手数料が掛かります。

このあとの手順の項目で詳しく解説しますが、今すぐにのりかえ予定がない方・海外旅行での利用を検討していて国内でのキャリアのりかえの予定がないなどの方は店頭で行う必要があります。

SIMロック解除の対象機種は?

さて、それでは「SIMロック解除」はどんなスマホでも可能なのでしょうか?

……、答えは、「NO」です。

原則として、端末自体にSIMロック解除機能が搭載されている必要があります。

SIMロック解除が義務付けられたのが2015年~とお伝えしましたが、2015年5月以降に発売されたモデルのスマートフォンには基本的にこの機能が搭載されています。

[voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-47.png” name=”” type=”l”]iPhoneで言うと6S以降ってことか![/voice]

余談ですが、ネット上でちらほら「iPhone6のSIMロック解除に成功!」なんて方を見かけたりしますが、iPhone6は大手3キャリアともにSIMロック解除端末対象外です。つまり、改造にあたるってことですね。

そういった改造を請け負う業者もしばしば見受けられますが、公式のサービスではありませんのであくまで自己責任&最悪あなたのiPhoneが不燃ゴミになってしまう可能性がありますので十分注意してください。

SIMロック解除の条件は?

続いては、SIMロック解除をするための条件について解説します。

[voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-47.png” name=”” type=”l”]あれ?対応機種ならSIMロック解除できるんじゃないの?[/voice] [voice icon=”https://netkaisen-zoo.com/wp-content/uploads/2018/06/写真-2018-07-09-23-53-40.png” name=”” type=”r”]そうなんだけど、対応機種であること+条件をクリアしていることが必須だね![/voice]

SIMロック解除をするための条件としては、

・購入から100日経過していること
・以前SIMロック解除した履歴がある場合、そこから101日経過していること
・一括購入の場合即日可能(ただし毎月割などの長期利用を前提とした大幅な割引適用があれば不可)

このような条件があります。このうちいずれかに当てはまっていればSIMロック解除が可能です。

SIMロック解除についての条件・ガイドラインは現状3キャリアともほぼ同内容となっていますが、適宜修正・更新が行われているので公式ホームページで条件をチェックしてみましょう。また、店頭持ち込みの場合はSIMロック解除の可否を調べてその場で教えてもらえます。

ドコモの方はこちら

auの方はこちら

ソフトバンクの方はこちら

SIMロック解除の手順は?

対応機種や条件がわかったところでいよいよ手順の解説ですが、SIMロック解除とは自身のスマホをポチポチ操作して行う作業ではありません。申し込み後、あくまでキャリア側が遠隔で行ってくれます。

手順としては2通りの方法がありますので、現在のご自身に合った方法で行いましょう。

ネット申し込み

まずはインターネットからの申し込みです。上に貼ったリンクから公式ホームページへ飛ぶか、dメニュー・My au・My softbankなどから申し込みをすることができます。

この場合、SIMロック解除手数料はかかりませんが、条件として原則「のりかえ先のキャリアのSIMカードが手元にあること」が前提となります。まだのりかえ先のキャリアを決めていないという場合や、端末を身内や友人にあげてしまう場合などは店頭での申し込みが必要です。

店頭受付

店頭の場合、手元にのりかえ先のキャリアのSIMカードがなくてもSIMロック解除をしてくれます。しかしその場合は、その場で現金にて3240円(税込)の手数料がかかってしまいます。

あくまで自分で使う用・かつ出費も抑えたいのであれば、のりかえ先のキャリアのSIMカードを手元に用意し、インターネットから申し込みをするのが最善策でしょう。

ちなみに店頭に出向いた場合でも、機種変更などのように長い時間拘束されるわけではなく、ものの5分ほどでサクっと終わります。

まとめ

今回は、「SIMロック解除」についてを解説しました。

ここまで来れば格安スマホへののりかえやスマホ代節約のための基礎知識がしっかり付いてきたと言っても過言ではありません。